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113系1500番台


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 2つ目は一つ前の記事でご紹介したE217系よりも前に総武線快速・横須賀線を走っていた113系1500番代です。いわゆる「スカ色」というクリームとブルーのツートンカラーは現在のE217系にも引き継がれています。


 私が小学生や中学生だったころ、JRに乗るというのはある意味「大イベント」で、一人で、あるいは友達と東京へ出かけるときはもっぱら運賃の安い京成を使っていました。113系1500番台の走る総武線快速に乗るときは、だいたい夏休みや冬休みに三重県の祖父母の家に出かける際、新幹線の発着する東京駅までの足として使っていました。東京駅までの約40分間、久々に会う祖父母のことを考えてわくわくしながら、早く東京駅に着かないかと窓の外を眺めていました。途中の錦糸町から東京駅までは地下を走りますが、小学生のころは特に真っ暗闇を延々と走り続けるうちにだんだん怖くなってきたのも小さいころの思い出として残っています。

 113系電車に乗ると、ドアの上に取り付けられているドアの開閉装置が取り付けられている大きなでっぱりが目に付きます。このせいもあってか私の中では「113系の車内は薄暗い」というイメージが強いです。特に小学生・中学生のころは車内が混雑しているせいもあってすごく息苦しい空間に思えました。

 高校生のころ、学校行事で鎌倉に遠足に行きました。現地集合だったので当然総武線快速と横須賀線で鎌倉まで向かうことになるわけですが、すでにE217系が相当数走っていたにもかかわらず、私の乗ろうとしていた電車は113系でした。時間は朝のラッシュを少し過ぎていたものの、車内は相当の混雑。当時バス通学をしていてぎゅう詰めの電車に慣れていないせいもあって、津田沼から東京までの間非常に辛い思いをします。
 津田沼で乗車したときは確かドアの近くに立っていた気がするのですが、船橋・市川と途中駅から他のお客さんが大勢乗ってくると、奥へ奥へと押しやられていきます。ここで問題なのが車内がクロスシートであるということ。私の立ったところにちょうど手すりがあったのですが、ポイントやカーブに差し掛かるたびに手すりがお腹に当たってすごく痛くて苦しいのです。E217系はほとんどの車両がロングシートになっていますが、「こりゃE217系じゃないと辛いわ」と実感したのです。東京・品川あたりで車内が空いて苦しい状況からは開放されたものの、結局横浜あたりまで座れずじまいでした。


 なんだか嫌な思い出ばかりになってしまっていますが、快速のとまらない私の家の最寄り駅を、轟音を上げて通過していく113系の姿は今でも目に焼きついています。今でも総武快速線を、千葉以東を走る113系の回送列車が走っていますが、グリーン車もなく編成も短いものの、見かけると懐かしい感じがします。



 模型はKATOの車両です。せっかくE217系を買ったのだから、とお供に買ってきました。KATOの113系は前面のヘッドライトが大きすぎるという難点はあるものの、塗装(TOMIXからも発売されていますが色が濃すぎる感じがします)や全体の印象も無難だと思います。

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そんなわけで早速並べてみました。  (;´Д`)ハァハァ

 
by akira-matsuda | 2005-08-30 20:45 | 車両紹介