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「モーでんしゃ」の思い出 ~近鉄800系

私は生まれも育ちも千葉県なのですが、幼稚園から小学校1年生にかけて奈良県の平群町というところに住んでいました。大阪から近鉄奈良線に乗り、生駒駅で生駒線に乗り換えたところにある、難波から1時間もかからないところにある町です。

幼稚園は平群幼稚園というところに通っていました。この幼稚園は近鉄生駒線の線路際にあって、園庭から通り過ぎる電車がばっちり見えます。電車好きの私としては絶好のロケーションでした。

また、平群町には「サンシティー」というショッピングセンター以外、特に大きな商業施設はありませんでした(今はサンシティーではなくAコープになっているらしいです)。そこでちょっと大きな買い物をするために、生駒線に乗って王寺によく出かけました。
母に連れられて王寺のイズミヤで買い物をしたり、七五三だったかの着物をあつらえてもらうために王寺からさらに国鉄(当時はまだJRではありませんでした)和歌山線に乗り換えて高田まで行ったことは、20年以上前のことながら良く覚えています。


そんなわけでなじみの深かった近鉄生駒線。現在はワンマン運転が行なわれている代わりに比較的新しい車両が4両編成で運転されているのですが、私が住んでいた当時は小型の2両編成(820系)が主流でした。ラッシュ時には4両編成が走っており、奈良線から応援にやってきた大型の電車とともにがんばっていたのが800系という電車です。

もともと奈良線の特急(今の快速急行の前身。当時の奈良線特急は特急料金が不要でした)用として製造されましたが、大型の車両が幅を利かせるようになったために生駒線に移ってきていました。


この電車のことを幼稚園児の私は「モーでんしゃ」と呼んでいました。正面から見た感じが牛を連想させたからかもしれません。

その「モーでんしゃ」が、鉄道コレクションとして近鉄から発売されています。昨日わざわざ名古屋に行ったのは、これを買うためなのでした。


鉄道コレクションでモデルとなっているのは製造当初の奈良線特急で活躍していた時代のもので、生駒線で活躍していた「モーでんしゃ」とは細部が異なります。それは改造で何とかすることにして、簡単な部分で「モーでんしゃ」を再現してみました。
「モーでんしゃ」の思い出 ~近鉄800系_a0035302_228170.jpg

まず「生駒◆王寺」の行先板をグリーンマックスのキットに付属しているシールを貼り付けて再現。これだけでも(´Д`;)ハァハァしてしまいます。

そして、「モーでんしゃ」時代には正面にスカート(排障器)がついていたので、手持ちの余剰部品を取り付けました。モノは近鉄の一般的な通勤車のものなのでスタイルは違うのですが、雰囲気は出ています。

これ以外にもヘッドライトの2灯化や標識灯の変更などやるべきところはあるのですが、それはおいおい。
by akira-matsuda | 2008-08-17 22:12 | 車両紹介